休職からの復帰に必要なプロセス

うつ病にかかって休職している方の中には早く元の職場に戻らなくてはいけないと焦っている方が大勢いますが、それは良い考え方とは言えません。一般的に思われている以上にうつ病というのは厄介な病気で簡単には治らないのです。また自分で自分にプレッシャーをかけるようなことは治りを遅くするばかりで良い効果はありません。治療に一番大切なのは十分な休養なので、疲れてしまった精神を癒すために今は休むことが仕事なのだと割り切りましょう。

社会復帰に向けて一番大切なことは自分の生活リズムを整えることです。そもそも多くの場合うつ病になる原因は過労やストレスなどによって生活のリズムが乱れ、それによって精神に変調をきたしたことです。ですのでうつ病の治療にも生活リズムを整えることが重要になるのです。休職中はただでさえ生活リズムが崩れやすいですが、その流れに身を任せてしまっては治るものも治りません。この記事で紹介している5つのステップにそって徐々に生活のリズムを整えましょう。

うつ病による休職から現職に復帰しようという場合、人事がそれを許すかどうかがまず一番はじめの関門になります。法律的には人事は当人が復帰を希望すれば認めないわけにはいかないのですが、残念ながら現実はそうもいきません。そこで、人事がこの人は職場に復帰して大丈夫かどうかをチェックするために見るポイントというのがあるので、そのポイントを押さえたアプローチをしましょう。一番見られているのはきちんとした生活のリズムを取れて職場へ通えそうかどうかです。